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ガガイモ(多肉図鑑)

ガガイモ

「ガガイモ」というと日本では、蔓性の雑草を思い浮かべる人も少なくありませんが、この雑草のガガイモ(ガガイモ属)も、多肉植物市場で多くのファンを魅了してやまないガガイモ(フェルニア属など)も、同じガガイモ科の仲間です。ただ、多肉植物のガガイモは多くが南アフリカ原産で、葉は退化してなく、サボテンのような形状をしています。特にフェルニア属のガガイモは色・形どちらをどってもインパクトのある花を咲かせることが多く、その「不気味感」が、人気の源にもなっています。

水はけの良い土を用いて育てます。もともと乾燥地帯に自生する植物ですから暑さには強いですが、強い日差しに長時間当たると日焼けしてしまうことがありますので、適度に遮光をするか、直射日光の当たらない明るい場所で育てます。ガガイモはカイガラムシやネジラミが多発しやすいので、高温多湿にならないように注意し、場合によっては薬剤を少量使用するようにします。生育期は春と秋で、冬は休眠します。生育期には土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにし、休眠期には逆に水やりをせずに乾燥状態を保ちます。寒さにはやや強い品種ですので、霜や積雪、氷点下の気温に注意すれば戸外でも越冬できます。

阿修羅(Huernia pillansii)

正式名はフェルニア・ピランシーと言い、阿修羅という和名からは、勇ましい印象を受けますが、緑色のモジャモジャとした毛が愛知万博のキャラクター「モリゾー&キッコロ」のようで非常に愛らしい品種です。一見するとイソギンチャクのようにも見え、初秋に咲く花は小さな突起に覆われていて、形もヒトデそっくり。海中のようなデコレーションをしても楽しめます。

紫竜角(Caralluma hesperidum)

カラルマという名前でも知られていますが、とげのような突起を出しながら木立していくのでサボテンに間違えられることも多い品種です。このワイルドなシルエットからは想像できない、濃紫色の可憐な花を咲かせます。

フェルニア ロンギツバ(Huernia longituba)

紫竜角よりも多くの突起を、規則正しく伸ばして成長していきます。花は星形で、白地にえんじ色の斑点が無数にちりばめられた、個性的な(見る人によっては毒々しい)鐘型花を咲かせます。

デュメリ(Orbea dummeri)

紫竜角よりも多くの突起を、こちらは不規則に伸ばして成長していきます。突起の長さ、樹形とワイルドさはカッコいいの一言!



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